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【2026年版】EC利用実態調査|2,504人に聞いたECモールの選び方・リピート・レビュー・生成AIアシスタントの利用実態

EC利用実態調査2026

株式会社クロス・プロップワークスは、全国の20〜69歳の男女2,504人を対象にした「EC利用実態調査2026」のレポートを公開しました。2024年から毎年行っている調査で、今回で3回目になります。

今回は、ECサイトの選び方や購入のきっかけ、リピート購入、商品レビューの使い方に加えて、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの利用頻度とよく使われるタイミングを調べました。新たに、各モールが提供している生成AIショッピングアシスタントの認知度と利用状況も聞いています。

この記事では、調査結果のなかからEC運営に役立つポイントを抜き出して紹介します。全データは、記事の最後からレポート(無料)をダウンロードしてご覧ください。

目次

調査の概要

項目内容
調査方法インターネットリサーチ
調査主体株式会社クロス・プロップワークス
調査対象全国の20〜69歳の男女
調査期間2026年4月
有効回答数2,504人(男性1,168人/女性1,336人)

※グラフの数値は小数点以下第1位で四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

調査結果のポイント

まずは要点を5つにまとめます。

  • ECサイト選びで重視される点は「品ぞろえ」59.3%、「送料」54.3%、「価格」51.2%
  • EC購入者の71.5%が、ECモールで同じ商品をリピート購入している
  • EC購入者の76.3%が、商品レビューを購入判断の参考にしている
  • 年1回以上の利用率は楽天市場69.1%、Amazon68.4%、Yahoo!ショッピング43.8%
  • 生成AIショッピングアシスタントの認知率は、3サービスとも1割前後にとどまる

ここから、テーマごとに詳しく見ていきます。

ECサイト選びは「品ぞろえ・送料・価格」。購入のきっかけはモール内検索が最多

ECサイトを選ぶときに重視する点は、「品ぞろえが良い」(59.3%)、「送料無料・送料が安い」(54.3%)、「商品価格が安い」(51.2%)が上位3つでした。4位は「ポイントが貯まりやすい/使いやすい」(40.3%)です。

男女で比べると、女性は「口コミ・レビューが豊富」(男性14.2%→女性24.0%)と「ポイントが貯まりやすい/使いやすい」(男性36.8%→女性43.3%)を、男性よりも重視していました。男性が女性を上回ったのは「商品価格が安い」(女性49.4%→男性53.2%)だけです。

購入のきっかけになった情報を商品カテゴリー別に聞くと、13カテゴリーすべてで「ECモール内検索」が最も多くなりました。買いたいものを自分で探して買う、という行動が中心になっていることが分かります。

一方、サプリメント(28.7%)、アルコール・飲料(24.0%)、美容・コスメ(23.8%)では「リピート・追加購入」が2割を超えています。消耗品は、一度選ばれた商品が繰り返し買われやすいカテゴリーだといえます。

EC購入者の71.5%がリピート購入。理由は「コスパ」と「使い慣れ」

1年以内にECで買い物をした人(2,295人)のうち、71.5%が「ECモールで同じ商品を繰り返し購入したことがある」と答えました。女性(73.2%)は男性(69.5%)より3.7ポイント高く、年代別では20代が62.8%と低い一方、40代(76.5%)と60代(77.3%)は7割台後半です。

リピートした理由は、「価格が安い/コスパが良い」(58.7%)が最多でした。2位の「使い慣れているため(安心感・習慣)」(38.3%)は、女性が男性を8.6ポイント上回り、60代(43.4%)は20代(29.8%)より13.6ポイント高くなっています。

リピートされた商品のカテゴリーは、「日用品」(37.0%)、「美容・コスメ」(25.1%)、「アルコール・飲料」(18.5%)、「サプリメント」(15.5%)の順でした。家具や家電などの耐久財は低めです。

一度買ってもらった後に、安心して買い続けてもらえるかどうか。消耗品を扱う店舗ほど、リピートを前提にした商品ページや販促の設計が売上を左右しそうです。

76.3%がレビューを参考に購入。年代によって見るポイントが違う

EC購入者の76.3%が、商品レビューを購入判断の「参考にしている」(「非常に参考にしている」と「ある程度参考にしている」の合計)と答えました。女性は81.4%で、男性(70.5%)を10.9ポイント上回っています。

参考にしている割合は年代による差がほとんどありません。ただ、「非常に参考にしている」に絞ると、20代の20.0%に対し60代は11.7%と低くなります。

レビューを確認する理由は、「商品の品質を知るため」(56.5%)と「実際の使用感を把握するため」(50.1%)が上位でした。

年代別に見ると、「写真付きレビューで実物のイメージを確認するため」は20代30.0%・30代31.7%と若い層で高く、60代は16.0%です。反対に「不具合や問題点がないか確認するため」は、20代の22.9%から60代では40.4%まで上がります。

若い層には写真付きレビューを増やす工夫、上の年代には不安を解消する情報(返品・保証の案内や、ネガティブなレビューへの丁寧な返信)が効きそうです。ターゲットの年代に合わせて、レビュー施策の優先順位を変えてみましょう。

年1回以上の利用率は楽天市場69.1%、Amazon68.4%。セール・施策の利用は3〜4割

主要3モールの年1回以上の利用率は、楽天市場69.1%、Amazon68.4%、Yahoo!ショッピング43.8%でした。

モール年1回以上の利用率特徴
楽天市場69.1%女性(71.5%)と高年代層(60代73.3%)で高い
Amazon68.4%男性(73.4%)が女性より9.3ポイント高い。20代は72.7%
Yahoo!ショッピング43.8%50代が50.0%で最も高い

利用するタイミングは、3モールとも「必要なタイミング(特定の時期なし)」が5割台で最多でした。セール・施策では、Amazonの「ブラックフライデー」(33.0%)、楽天市場の「楽天スーパーSALE」(42.3%)、Yahoo!ショッピングの「5のつく日」(35.7%)が、それぞれのモールで最も多く挙がっています。

日常の「必要なとき」の購入を取りこぼさない検索対策を土台にしながら、モールごとの大型セールに合わせて在庫や広告を準備する。この2本立てが基本になりそうです。

なお、その他のモールの年1回以上の利用率は、ZOZOTOWN(18.1%)、au PAYマーケット(14.4%)、Qoo10(14.0%)、SHEIN(11.3%)、Temu(10.6%)でした。5モールすべてで20代の利用率が最も高くなっています。

生成AIショッピングアシスタントの認知率は1割前後。使った人の満足度は7割超

今回から新たに、各モールが提供している生成AIショッピングアシスタントについて聞きました。3モールのいずれかを利用している人(2,252人)のうち、それぞれのサービスを知っている人の割合(認知率)は、次のとおりです。

サービス認知率利用経験率※1満足度※2
Rakuten AI
(楽天市場)
11.7%51.0%79.1%
Yahoo! AIエージェント
(Yahoo!ショッピング)
9.4%57.8%73.8%
Rufus
(Amazon)
8.3%60.6%75.4%

※1 サービスを知っている人のうち、使ったことがある人の割合
※2 使ったことがある人のうち、「非常に満足」「やや満足」と答えた人の合計

認知率は3サービスとも1割前後で、まだ広く知られているとはいえません。一方で、知っている人の半数以上が実際に使っており、使った人の満足度はいずれも7割を超えています。

なかでもRufusは、認知率が最も低いのに、知っている人の利用経験率(60.6%)は最も高くなりました。「非常に満足」の割合も28.1%と3サービスで最も高く、知った人がよく使い、高く評価しているサービスだといえます。

今は利用者が限られていますが、AIアシスタント経由で商品が探されるようになれば、商品ページの情報の書き方も問われるようになります。商品の特徴や使い方、レビューの内容が、AIにも正しく読み取られるかどうか。今のうちから意識しておきたいポイントです。

調査結果から見えた、ECモール運営の4つの視点

最後に、今回の調査結果をECモール運営に生かすための視点を4つに整理します。

point
検索導線の最適化

13カテゴリーすべてで「ECモール内検索」が購入のきっかけとして最多

point
商品レビューの活用

EC購入者の76.3%がレビューを参考にしており、年代によって見るポイントが違う

point
セール・施策の活用

モールごとの大型セールを利用する人が3〜4割いる

point
モール別の運用設計

利用率や、性別・年代ごとの傾向はモールによって異なる

どの視点も、「どのモールで、誰に、何を売るか」によって打ち手が変わります。自社の商品カテゴリーやターゲットに近いデータを、レポートで確認してみてください。

レポートのダウンロード(無料)

レポートには、この記事で紹介したデータのほか、商品カテゴリー別の購入のきっかけ、モール別・年代別の利用頻度の詳細など、全26ページのデータを収録しています。

  • ECモール運用を効率化・最適化したい出店企業のご担当者
  • 商品戦略や販促施策を、データに基づいて改善したいマーケティングご担当者
  • モール運営の「作業」ではなく「成果」を重視したいEC事業責任者

上記に当てはまる方は、ぜひご活用ください。

▶ 「EC利用実態調査2026」レポートをダウンロードする(無料)

※本調査を引用する場合は、出典として「株式会社クロス・プロップワークス『EC利用実態調査2026』」と記載してください(事前の連絡は不要です)。図表の転載や資料の二次利用をご希望の場合は、お問い合わせください。

前回の調査結果は、<2025年4月最新版>EC利用実態調査レポートで紹介しています。

まとめ

EC利用実態調査2026では、ECサイト選びの基準が「品ぞろえ・送料・価格」であること、購入者の7割以上がリピート購入やレビューの参照をしていることが分かりました。主要3モールの利用率やセールの使われ方にはモールごとの違いがあり、生成AIショッピングアシスタントは、認知はまだ低いものの使った人の満足度が高いという結果でした。

消費者の行動を知ることは、モールごとの運用を見直す出発点になります。ぜひレポートを、自社のEC戦略や販促施策の検討にお役立てください。

作業に追われる運営から、データで伸ばす運営へ。

調査データを見て「自社でも見直したい」と思っても、検索対策・レビュー施策・セール準備までを社内だけで回し続けるのは大変です。クロス・プロップワークスでは、調査データと運用の知見をもとに、モールごとの戦略設計から日々の運用改善まで、集客・転換率・客単価の向上を一貫して支援しています。

✓ モール内検索で、自社商品が見つけてもらえていない
✓ レビューやリピートを増やす施策まで手が回らない
✓ 楽天・Amazon・Yahoo!ごとの運用の違いを整理できていない

ひとつでも当てはまる方は、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

川﨑 恒平(Kohei Kawasaki)
株式会社クロス・プロップワークス 代表取締役

複数のベンチャー企業でWebメディアの立上げや営業、システム開発などを経験したのち、2004年に株式会社クロス・マーケティング入社。経営企画室長、情報システム部長を歴任し、組織のデジタル化を牽引。
その後、GDX株式会社の取締役COOとして、数多くのEC事業立ち上げやグローバル展開を支援した実績を持つ。

2021年よりクロス・マーケティンググループに復帰。現在はグループ執行役員および株式会社クロス・プロップワークス代表を務める。SNSマーケティング、EC運用、データ活用を軸としたデジタル戦略の専門家として、最新トレンドと実務に基づいた知見を提供している。

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